VPNを検討する際に、安全性が高いか気になる方が多いのではないでしょうか。
安全性の低いVPNを使用すると、個人情報の漏洩リスクがあるからです。
ではVPNGateの安全性は高いのでしょうか?
結論からいうと、有料のVPNサービスよりも安全性が低いと言えますが、危険性が非常に高いわけではありません。
本記事ではVPNGateを検討されている方に向けて、VPNGateの安全性や料金、評判、使い方を詳しく解説します。
よくある質問も併せて紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
\ 申し込みはこちらから /
VPNGateの悪い口コミ評判まとめ
VPNGateの悪い評判を紹介します。
VPNGateは非常に良いサービスですが、少なからず悪い評判もありますので、紹介していきます。
- サポートが不安
- 通信速度が不安定
- ログが保存される
サポートが不安
値段の割にネット速度が一定ではなく、常にハラハラして利用しなければならないし、やはり大手と比べるとサポートも不安。
出典:レビューサイト
有料VPNサービスはメールや電話でサポートしてくれますが、VPNGateは学術目的で運営しているためサポートがありません。
公式サイトには「質問がある場合は、フォーラムで質問ください。」と書いてありますが、質問して返答が来るか保証はないです。
無料で提供されているため、一長一短といえます。
通信速度が不安定
通信速度に波があり、 使用するのにあまりに不便。 提供者の素性もよくわからない。
出典:レビューサイト
有料のVPNサービスと比較すると通信速度は劣り、不安定でしょう。
遠い場所からアクセスすると速度が大幅に低下します。
通信速度が遅い場合は接続するサーバーを変えることで、改善されます。
ログが保存される
VPN gateとかログどころか通信内容全部保存されてるし怖くて使えないですわ。大学がやってるとは言えどこから漏れるか分かったもんじゃない。私は結局某匿名VPN買いました。安物ですがブラウジング程度なら快適です。
出典:X(旧Twitter)
VPN Gateは通信ログや接続ログを保存しており、多くの有料VPNサービスとは異なります。
VPN Gateの一部のサーバーは接続ログを3ヶ月間保存する場合や最低2週間保存する場合が多いです。
有料VPNサービスはノーログポリシーを採用していることが多いので、通信ログの保存を一切行わないものもあります。
プライバシー重視の利用者には有料VPNが適しているでしょう。
VPNGateの良い口コミ評判まとめ
VPNGateの良い評判を紹介します。
VPNGateは非常に優れたサービスであり、さまざまな利点がありますが、その中でも特に優れているを紹介します。
- 手続きが不必要
- 無料で利用できる
- 外出先からでも接続できる
- 海外先でも日本の動画やアプリが見れる
手続きが不必要
地域を気にせずにサーバーを利用できるのでとても便利です。面倒な手続きもなくすべて無料で利用できるのも嬉しいです。仕事で海外のサイトを利用することも多いため、今後も利用していきたいと思います。
出典:レビューサイト
有料VPNを利用する場合は契約や決済手続きが必要ですが、VPN Gateは手続きが不要です。
利用したい時にデバイスに設定を行うだけで、すぐに使えます。
設定方法や使い方は「VPNGateの契約・使い方を解説」で媒体別に説明しています。
試しにVPNサービスを使ってみたい方におすすめです。
無料で利用できる
ExpressVPN課金して最強にうんちだったからやめて次にFlyVPNに課金してみたけどここもうんちだったw これまでで一番良かったVPNは無料の筑波VPNだった・・・
出典:X(旧Twitter)
VPNGateは研究プロジェクトであるため、「いつ研究が廃止されるのか」わかりません。VPNgateの開発者や研究者がプロジェクトを中止することになった場合、商用VPNに契約する必要があるでしょう。 開発者や研究者がこれらのアプリケーションの開発に費やしている時間と労力に感謝しています。素晴らしい製品を提供していただき、ありがとうございました。
出典:レビューサイト
VPN Gateは完全に無料で提供されており、すべてのサービスを無料で利用できます。
セキュリティの低さや通信速度の遅さ、サポートがないことを重視しない方におすすめです。
「国立大学が学術目的で運営しているため、今後も有料化されることはない」と公言しています。
外出先からでも接続できる
L2TP/IPsecのVPNを比較的高い回線品質で提供しているため、 自宅環境や自宅サーバへ外出先から問題なくかつ安定的に接続できるためとても利便性が高いです。
出典:レビューサイト
サーバーや時間帯、場所により速度が不安定なことも多いですが、外出先でも問題なく接続できることもあります。
通信速度が遅いときは、以下の2つを試してみてください。
- サーバーの切り替え
- アクセスが集中しない時間帯の利用
自分のいる位置に近いサーバーを選ぶもしくは速度が安定しているアジア圏のサーバーを試すことが良いです。
海外先でも日本の動画やアプリが見れる
ようやく筑波VPNを使ってNetflix日本版を繋げたら、世界広がりすぎてやばい約束のネバーランド怖い…面白い…
出典:X(旧Twitter)
現在海外に住んでいて、 普段はTverなどのテレビ番組の見逃しサイトが観れないのですが、 このサービスを使うことで観られるよう
になるので重宝しています。 あまり安全面ではよくないかもしれないですが、便利なので使っています。
出典:X(旧Twitter)
VPNがあまり一般的ではなかった頃から無料で提供していましたので、中国出張でGmailが使えなかった際にとても有効活用させて頂い
て本当に感謝しています。
出典:X(旧Twitter)
海外から日本でしか視聴できない動画やサイトを視聴することができます。
また、日本で海外でしか視聴できない動画も視聴できます。
これは、VPN Gateが共用の通信回線を仮想的に独立した専用回線のように扱う「仮想」専用通信網を提供しているためです。
この仮想通信網を利用することで、ネットワークの制約をなくし、制限付きコンテンツにアクセスできるのです。
日本のSNSや動画サービスへのアクセスが制限されている中国でも利用できるでしょう。
VPNGateを申し込む前に知っておきたい注意点とデメリット
- セキュリティが低い
- 通信速度が遅い
セキュリティが低い
有料のVPNサービスよりも安全性が低いです。
以下の3点が理由です。
- 一般ユーザーがサーバーを管理している
ユーザーは個人情報を開示せずにサーバーを提供できるため、悪意を持つユーザーが混ざっている可能性があります。 - 接続ログやアクティビティログが残る
接続ログを3ヶ月間保持したり、ボランティアが運営する中継サーバーのログポリシーは「最低2週間保存」というケースが多いです。 - キルスイッチがない
キルスイッチがない場合、予期せぬ接続の切断により情報漏洩のリスクが生じる可能性があります。
セキュリティを重視する場合は、ほかの有料VPNをおすすめします。
通信速度が遅い
ボランティアによって運営されているため、VPN Gateはサーバーのスペックやパフォーマンスが安定していません。
特に遠い場所からアクセスすると速度が大幅に低下します。
さらに、接続できない場合もあり通信速度の安定性は低いです。
動画を視聴したり、オンラインゲームをプレイしたい方には不向きです。
VPNGateはこんな人におすすめ!3つのメリット紹介
- 無料で利用できる
- サーバーの設置国が多い
- 海外でしか見れない動画やサイトが見れる
無料で利用できる
筑波大学の研究プロジェクトとして提供されているVPNサービスなので、完全に無料で利用できます。
国立大学が学術的な目的で運営しており、将来的に有料化される予定はないと公言しています。
ただし、有料VPNと比べてセキュリティは劣ったり通信速度も遅いでしょう。
そのため、セキュリティや通信速度を重視しない方におすすめです。
サーバーの設置国が多い
有志によって提供されているサーバーを利用しているため、世界各国にサーバーが配置されています。
そしてさまざまな国からサーバーにアクセスできます。
特定の国のみ利用可能なサービスがある場合でも、多くのサーバーから対応可能なサーバーを見つけられるでしょう。
海外でしか見れない動画やサイトが見れる
海外でしか見れない動画やサイトを視聴することができます。
また、滞在国によって提供されるコンテンツが異なるVODサービスも利用できます。
日本国内からアクセスできないのは政府による検閲用ファイアウォールの影響です。
VPN Gateを使用することで、検閲用ファイアウォールを回避します。
従来のVPNと比較して検閲用ファイアウォールをより簡単に回避できるので、さまざまなサイトにアクセスできます。
さらに、政府による検閲が厳しい国ではインターネット接続に制約がかかることがあります。
しかし、VPN Gateはブロックを解除できる可能性が高いVPNであるため、安心して利用できます。
VPNGateの契約・使い方を解説
VPNGateは完全に無料で提供されているため、契約は不要でサービスを利用できます。
使い方について媒体ごとに分けて説明します。
Windowsの場合 (SoftEther VPN)
1,SoftEther VPN Client + VPN Gate Client Plug-in をダウンロードする
2,ダウンロードが終わったら、 ZIP ファイルを解凍してセットアッププログラムとファイルを展開する
3,「vpngate-client-」セットアッププログラムをクリックする
4,「SoftEther VPN セットアップウィザード」ポップアップが表示されるので、「次へ」をクリックする
5,「インストールするソフトウェアの選択」画面が表示されるので「SoftEther VPN Client」をクリックする
6,インストールする
7,インストールされたSoftEther VPN Client のアイコンをクリックすると「SoftEther VPN クライアント接続マネージャ」ポップアップが表示される
8,接続設定名欄の「VPN Gate 公開 VPN 中継サーバー」をクリックする
9,「VPN Gate 学術実験プロジェクト プラグイン for SoftEther VPN Client」ポップアップが表示される
10,現在稼働中の VPN Gate 公開 VPN 中継サーバーの一覧が表示されるので、接続したいサーバーをクリックして「選択した VPN サーバーに接続」をクリックする
11,「接続に使用するVPNプロトコルの選択」ポップアップが表示されるので、TCP または UDPを選択し、「OK」をクリックする
12,「VPN通信が可能になりました。」と表示されるので「閉じる」をクリックする
「 VPN通信が可能になりました。」と表示されない場合は、接続が失敗しています。
その場合は、他のサーバーを選択してみてください。
13,接続されているか確認するために、Windows のコマンドプロンプトを開いて以下の項目が当てはまるか確認する
- プライベート IP アドレスが「10.211.」になっている
- 「tracert 8.8.8.8」コマンドを実行すると「10.211.254.254」が表示される
Mac の場合 (L2TP/IPsec VPN)
1,Mac の画面右上のネットワークをクリックし、「Open Network Preferences」をクリックする
2,Networkポップアップが表示されるので、左下の「+」をクリックする
3,「Select the interface and enter a name for the new service」ポップアップが表示されるので、以下の情報を入力する
- 「Interface」には「VPN」を入力する
- 「VPN Type」には「L2TP over IPSec」を入力する
- 「Create」をクリックする
4,「VPN サーバー一覧のページ 」を開いて、使用したい公開VPN中継サーバーを決める
5,使用したいサーバーのDDNS 名またはIP アドレスをコピーする
6,VPN 接続設定画面を開き、以下の情報を入力する
- 「Server Address」にコピーしたホスト名または IP アドレスを入力する
- 「Account Name」には「vpn」 を入力する
- 「Authentication Settings…」をクリックする
- 「Show VPN status in menu ber」にチェック入れる
- 「Advanced…」をクリックする
7,認証設定の画面が表示されるので、以下の情報を入力する
- 「Password」には「vpn」を入力する
- 「Shared Secret」には「vpn」を入力する
- 「OK」をクリックする
8,前の画面が表示されるので、以下の情報を入力する
- 「Show VPN status in menu ber」にチェック入れる
- 「Advanced…」をクリックする
9,詳細設定画面が表示されるので、以下の情報を入力する
- 「Send all traffic over VPN connection」にチェック入れる
- 「OK」をクリックする
10,前の画面が表示されるので、「Connect」をクリックする
11,VPN接続完了
ほかにもVPN 接続設定画面を開き「Connect」をクリックするやり方で、VPNの接続ができます。
iPhoneやiPadの場合 (L2TP/IPsec VPN)
1,「Settings」を開き、「General」>「VPN」を開く
2,「Add VPN Configuration…」をタップする
3,「VPN サーバー一覧のページ 」を開いて、使用したい VPN Gate 公開 VPN 中継サーバーを決める
4,使用したいサーバーのDDNS 名またはIP アドレスをコピーする
5,VPN 接続設定画面を開き、「Server」欄に貼り付ける
- 「Server」にはコピーしたホスト名または IP アドレスを入力する
- 「Account」には「vpn」 を入力する
- 「Password」には「vpn」を入力する
- 「Secret」には「vpn」を入力する
- 「Save」をタップする
6,VPN画面を開き、VPNを「ON」に切り替えるとVPN接続できる
画面の上に「VPN」と表示されていたら接続されています。
Android の場合 (L2TP/IPsec VPN)
1,「Settings」>「Wireless & Networks」>「More…」>「VPN」を開く
2,「Add VPN profile」をクリックする
3,VPN の接続設定画面が表示されるので以下の情報を入力する
- 「Name」には任意の名前を入力する
- 「Type」には「L2TP/IPSec PSK」を入力する
4,「VPN サーバー一覧のページ 」を開いて、使用したい VPN Gate 公開 VPN 中継サーバーを決める
5,使用したいサーバーのDDNS 名またはIP アドレスをコピーする
6,VPN 接続設定画面を開き、「Server」欄に貼り付ける
- 「Server address」にはコピーしたホスト名または IP アドレスを入力する
- 「IPSec pre-shared key」には「vpn」 を入力する
- 「Forwarding routes」には「0.0.0.0/0」を入力する
- 「Save」をタップする
7,VPN 接続設定画面を表示させ、以下の情報を入力する
- 「Username」には「vpn」 を入力する
- 「Password」には「vpn」を入力する
- 「Save account information」にチェックする
- 「Connect」をタップする
8,VPN 接続が完了すると、VPN 接続設定画面に「Connected」と表示される
9,ステータス表示画面の「VPN activated」をタップして、接続状況を確認する
VPNGateの解約・返金方法を解説
VPNGateは完全に無料で提供されており契約する必要がないので、解約や返金制度といった特別な手続きは必要ありません。
使用しない場合は、アプリをアンインストールして削除しましょう。
VPNGateの基本情報まとめ
運営会社 | 筑波大学 |
料金 | 無料 |
VPNサーバー数 | 7000台以上 |
接続デバイス数 | 5台 |
無料体験 | なし |
ノーログポリシー | なし |
サポート | なし |
公式サイト | https://www.vpngate.net/ja/ |
VPN Gateは、2013年から筑波大学が研究のためにボランティアで運営しているVPNサービスです。
無料で利用でき、ユーザー登録も必要ないので手軽に利用できるでしょう。
誰でもアクセスできる公開VPN中継サーバーを提供しています。
ただし中継サーバーはボランティアから提供されているため、通信が不安定であったり、サーバー接続のログがどのように保護されているか不透明です。
またVPN Gateの専用接続はPCだけでなくモバイルでも利用可能です。
他の有料のVPNサービスと比較すると、セキュリティの不安や通信速度の遅さなどさまざまなリスクがありますので、初心者には向いていないでしょう。
VPNGateの料金プランと基本情報
完全に無料で提供されているため、料金プランがありません。
セキュリティが低かったり、通信速度が遅くても問題がない方にはおすすめです。
一部のサービスを無料で提供するVPNもありますが、完全に無料で使用できるのは珍しいでしょう。
VPN Gateは「国立大学が学術目的で運営しているため、今後も有料化されることはない」と明言しています。
VPNGateはどこの会社?信頼性は?
VPN Gateは2013年から筑波大学が研究の一環として運営しているVPNサービスです。
有料のVPNサービスよりも安全性が低いと言えますが、危険性が非常に高いわけではありません。
以下の3点が理由です。
- 一般ユーザーがサーバーを管理している
ボランティアが提供する中継サーバーを利用して運用されています。
ユーザーは個人情報を開示せずにサーバーを提供できるため、悪意を持つユーザーが混ざっている可能性があります。
通信ログを不正に収集するユーザーがいる可能性もあるので情報が悪用されるリスクがあるでしょう。
またそれぞれ異なる管理者によって運営されているため、接続が不安定な場合も多く見受けられます。 - 接続ログやアクティビティログが残る
VPNサーバーを経由してアクセスする際、接続ログやアクティビティログが残ります。
多くの有料VPNサービスは通信ログを一切保存しないノーログポリシーを採用していますが、VPN Gateでは一部のサーバーがログを保持しているため注意が必要です。
接続ログを3ヶ月間保持していたり、ボランティアが運営する中継サーバーのログポリシーも「最低2週間保存」と定めているケースが多いです。 - キルスイッチがない
一般的な有料VPNは、キルスイッチと呼ばれる機能があります。
これはVPN接続が何らかの原因で途切れた場合に、インターネット接続を自動的に切断する機能です。
キルスイッチがない場合、予期せぬ接続の切断により情報漏洩のリスクが生じる可能性があります。
また、トラブルが発生した際のサポート対応も提供されていないため注意しましょう。
VPNGateによくある質問を初心者向けに解説
中国や接続状況や完全無料で利用できるかなど、VPNGateに関する質問をまとめました。
VPNGateは中国では繋がらない?
VPNGateは、厳格なネット規制のある中国でも利用できます。
通常、中国では日本のSNSやYouTube、Hulu、Netflixなどの動画サービスへのアクセスが制限されていますが、VPNGateを利用することでこれらの制約を回避し、接続できます。
中国に短期滞在する方、旅行する方、出張する方におすすめです。
完全無料で利用できますか?
はい、完全無料で利用できます。
一部のサービスを無料にしているVPNサービスは多いですが、完全に無料で利用できるものは珍しいでしょう。
VPN Gateは国立大学が学術目的で運営しているため、今後も有料化されることはないと公言しています。
セキュリティや通信速度より料金を重視する方におすすめです。
通信速度が遅くなります…
通信速度が遅くなる場合、以下の方法を試してみることがおすすめです。
- サーバーの切り替え
他のサーバーに切り替えてみることを検討してください。
VPNは、接続するサーバーの物理的距離によって速度に影響を受けます。
したがって、自分のいる位置に近いサーバーを選ぶもしくは速度が安定しているアジア圏のサーバーを試すことが良いでしょう。 - アクセスが集中しない時間帯の利用
接続可能なサーバー数に制限があるため、アクセスが集中すると速度が低下することがあります。
通信量が少なくなる早朝や深夜など、アクセスが集中しない時間帯にVPNを利用してみてください。
そうすることで、よりスムーズに接続できる可能性が高まります。
これらの方法を試して、通信速度が向上するかどうか確認してみてください。
もし改善しない場合は、公式サイトのユーザーフォーラムに問い合わせることをおすすめします。
コメント