ホームページの開設やゲームのマルチプレイなどさまざまな用途で利用できるのがレンタルサーバーです。
しかし、レンタルサーバーのサービスはたくさんあり、それぞれの違いは大きいです。
本記事ではレンタルサーバーのおすすめ10社について徹底比較しているため、レンタルサーバー選びの参考にしてください。
料金からスペックまでさまざまな用途別におすすめのサービスをまとめているため、自分の目的に合ったレンタルサーバーを探せるでしょう。
レンタルサーバーとは?
レンタルサーバーとはサーバーをレンタルできるサービスのことであり、多くの用途に利用できます。
自分でサーバーを立ち上げて運用するとなると多くの費用と知識、技術が必要になり、初心者にとってハードルが高いです。
レンタルサーバーであれば、サービス側で環境や設定が整えられているため、すぐに利用できます。
レンタルサーバーはあらかじめ決められた期間だけ契約を行い、その間はルールの範囲内で自由に利用可能です。
契約を更新することで何年も同じサーバーを使い続けることもできます。
ただし、レンタルサーバーにはさまざまな種類があるため、それぞれの違いを理解し、目的に合ったタイプのサーバーを選ぶことが重要です。
レンタルサーバーの種類
レンタルサーバーの種類を大きく分けると以下の通りです。
- 共用サーバー
- 専用サーバー
- VPS
- クラウドサーバー
共用サーバーとは1台のサーバーマシンを複数人の契約者で共用で使用することです。
多くのレンタルサーバーサービスは共用サーバーであり、利用料金が比較的安くなっています。
ただし、共用サーバーの場合は他の利用者の影響を受ける点がデメリットです。
専用サーバーは1つのサーバーを1人の契約者が専有できるサービスで、サーバーリソースを丸ごと使える点がメリットですが、料金は高くなり、運用するのに専門的な知識が要求されます。
VPSとは仮想専用サーバーのことで、1台のサーバーを仮想化して、それぞれのユーザーに専有できる領域を割り当てることです。
VPSでは安価で利用できてカスタマイズ性が高いのがメリットですが、運用するには専門的な知識が必要になります。
クラウドサーバーもVPSと同様に物理的なサーバーの領域を仮想的に分割して各ユーザーに割り当てるサービスです。
ただし、クラウドサーバーの場合はサーバーのスペックや容量などを自由に変更できる点がVPSにはない特徴となっています。
クラウドサーバーを利用するのにも専門的な知識が必要になり、料金システムが従量課金制になっていてコストがかかりやすい点がデメリットです。
以上のようにレンタルサーバーには多くの種類があるため、それぞれの目的に合わせて使い分けることをおすすめします。
レンタルサーバーのおすすめな選び方
レンタルサーバーのサービスは数多く存在するため、選ぶ際のポイントを理解しておくことが大切です。
以下ではレンタルサーバーを選ぶ際に重視しておきたいおすすめの選び方について紹介します。
初期費用・月額料金
レンタルサーバーのサービスを利用するのにかかる初期費用や月額料金に注目して選ぶという考え方があります。
同じようなスペック・仕様のサービスであれば、初期費用・月額料金がより安いサービスを選んだ方がお得です。
初期費用については0円としているサービスが存在するためチェックしましょう。
月額料金はサーバーのスペックや種類などにより大きく変わります。
月額数百円で利用できるプランから月額料金が1万円を超えるプランまで幅広いです。
似たようなスペックで月額料金を比較することをおすすめします。
また、月額料金は契約期間が長くなるほど安くなる傾向にあるため、長く使う予定があるならば長期の契約がおすすめです。
サーバー性能・安定性
レンタルサーバーを快適に利用したいならばサーバー性能・安定性は重要です。
サーバー性能はCPUやメモリ、転送量上限などから確認できます。
サーバー性能の異なる複数のプランが用意されていることが多いため、用途に合わせて適切なサーバー性能のプランを選ぶのがおすすめです。
豊富なプランが用意されているサービスでは目的に合ったサーバー性能のプランを見つけやすくなります。
安定性は稼働率などの指標が公開されているため確認しておきましょう。
評判を調べてみて、システム障害が頻繁に起きているサービスは避けることをおすすめします。
表示速度やストレージ容量
レンタルサーバーで開設したサイト・ブログの表示速度は重要になります。
速度が優れていれば、アクセスしたユーザーの満足度が高まり、長く滞在してファンになってくれる可能性が高くなるからです。
表示速度については、レンタルサーバーの公式サイト上で数字が公開されているケースがあります。
また、WordPressの高速化プラグインなどを用意しているサービスは、表示速度が高速になりやすいです。
さらに、レンタルサーバー側が提供しているストレージ容量にも注目しましょう。
用途によって必要となるストレージ容量は異なるため、あらかじめ必要なストレージ容量を確認しておくことをおすすめします。
一般的なサイト運営であれば100GB程度あれば十分ですが、サイト内に動画コンテンツを掲載する場合は多くのストレージ容量が必要です。
読み込みや書き込みが高速になるため、ストレージとしてSSDを採用しているサービスを選びましょう。
WordPressサイト運営が可能かどうか
レンタルサーバーを選ぶ際にはWordPressサイトの運営に対応しているか確認しましょう。
WordPressを簡単に高速インストールできる機能があるサービスは便利です。
さらに、WordPressの高速実行環境を用意しているサービスもあるためチェックしてみましょう。
他には、他社のレンタルサーバーからWordPressのデータを簡単に移行できる機能が用意されているケースがあります。
WordPressに関連した機能が豊富に用意されていれば、快適にWordPressを活用してサイト運営が可能です。
セキュリティ対策面
レンタルサーバーにどのようなセキュリティ対策が施されているのかに注目しましょう。
セキュリティの甘いレンタルサーバーを利用すると情報漏洩などのリスクがあるからです。
レンタルサーバーで用意されている主なセキュリティ機能を以下にまとめました。
- SSL証明書
- Web改ざん通知
- WAF
- IDS/IPS
- 国外IPアクセス制限
SSL証明書が提供されていると、通信が暗号化されるため、通信データが傍受されるのを防ぎます。
Web改ざん通知の機能があると、Webサイト・ブログが改ざんされた際に通知されるため早急に対処できます。
WAFとは「Web Application Firewall」の略称であり、Webアプリへの攻撃を防ぐファイアウォール技術のことです。
WAFが導入されていれば、サーバー攻撃を受けたときに通信が遮断されます。
IDS/IPSとは不正侵入検知システムのことで、Webサイトへの通信を監視し、攻撃されれば管理者への通知と怪しい通信の遮断が行われる機能です。
国外IPアクセス制限とは、国外のIPアドレスからの通信を制限する機能を指します。
上記のような機能が備わっているレンタルサーバーは安心して利用できるでしょう。
サポート体制の充実度
レンタルサーバーのサポート体制が充実していると困ったときやトラブル時などにサポートを受けられるため安心です。
レンタルサーバーのサポート体制をチェックする際には以下のポイントを確認しましょう。
- 問い合わせに対応する方法
- 問い合わせに対応する日時
- 自動バックアップの有無
- サーバーの設定や移行などへの対応
レンタルサーバーが問い合わせに対応する方法は主にチャットとメール、電話です。
電話に対応するサービスは少ないため、電話口でのサポートを求める方は注意しましょう。
問い合わせに対応する日時は、平日の日中に限られるケースから24時間365日対応するケースまであります。
トラブルが発生した場合にすぐ解決したいならば、土日祝日にも対応するサービスを選びましょう。
レンタルサーバーの中にはデータの自動バックアップに対応しているケースがあるため、必要であれば確認してください。
サーバーの設定や移行などに必要な手続きのサポートをしているかどうかも重要です。
特に専門サーバーやVPSなどは専門的な知識が必要になるため、設定などのサポートがあるか確かめましょう。
レンタルサーバーおすすめ10選の料金比較一覧
本記事でおすすめするレンタルサーバー10社について、料金などを比較した表は以下の通りです。
サーバー名 | 初期費用 | 月額料金 | ストレージ容量 | WordPress |
エックスサーバー | 0円 | 990円~ | 300GB~500GB | ◯ |
シン・レンタルサーバー | 0円 | 770円~ | 300GB~500GB | ◯ |
ロリポップ! | 0円 | 99円~ | 120GB~1.2TB | ◯(ライトプラン以上) |
ConoHa WING(コノハウィング) | 0円 | 1,452円~ | 300GB~500GB | ◯ |
さくらのレンタルサーバ | 0円 | 121円~ | 100GB~2TB | ◯(スタンダードプラン以上) |
mixhost | 0円 | 968円~ | 無制限 | ◯ |
カラフルボックス | 0円 | 528円~ | 150GB~1TB | ◯ |
ラッコサーバー | 0円 | 330円~ | 100GB~600GB | ◯ |
お名前.conレンタルサーバー | 0円 | 891円~ | 400GB | ◯ |
へテムル | 0円 | 1,100円~ | 500GB | ◯ |
本記事で紹介するレンタルサーバーはいずれも初期費用は0円となっています。
月額料金のみを比較するとロリポップ!、さくらのレンタルサーバーが特にリーズナブルですが、いずれも格安プランではWordPressに対応していないため注意しましょう。
レンタルサーバーによってストレージ容量には違いがあり、月額料金が高くなるほどストレージ容量も大きくなる傾向にあります。
それぞれのレンタルサーバーごとにサポート体制やWordPressの機能、自動バックアップの有無などの違いも大きいです。
どのようなサービスが提供されているのか詳細な情報を集めた上で比較することをおすすめします。
レンタルサーバーおすすめ10社の比較ランキング
本記事ではおすすめするレンタルサーバーの10社について、詳しく紹介していきます。
エックスサーバー
サーバー名 | エックスサーバー |
初期費用 | 0円 |
月額料金 | 月額990円~ |
ストレージ容量 | 300GB~500GB |
WordPress | 簡単スタート、簡単移行、WordPress実行環境「KUSANAGI」 |
サポート体制 | 電話、メール、チャット |
自動バックアップ | 過去14日分 |
エックスサーバーは月額990円から利用できるレンタルサーバーで、超高速で安定性がある点が強みです。
WordPressに対応しており、簡単スタートや簡単移行の機能があり、さらに超高速環境の「KUSANAGI」を利用できます。
リソース保証機能を用意しており、他ユーザーの影響を受けずに利用可能です。
メールとチャットに加えて電話サポートにも対応しており、24時間365日対応してくれます。
自動バックアップに対応しており、過去14日分のデータが自動でバックアップされるため安心です。
エックスサーバーでは無料独自SSLを提供しており、簡単に設定できます。
導入実績は20万社以上あり、運用サイト数は250万件を突破していて、豊富な実績のあるレンタルサーバーです。
シン・レンタルサーバー
サーバー名 | シン・レンタルサーバー |
初期費用 | 0円 |
月額料金 | 月額770円~ |
ストレージ容量 | 300GB~500GB |
WordPress | 簡単インストール、テーマインストール、簡単移行、WordPress実行環境「KUSANAGI」 |
サポート体制 | メール、電話、設定代行 |
自動バックアップ | 過去14日分 |
シン・レンタルサーバーは月額770円から利用できるレンタルサーバーです。
WordPressに対応しており、WordPress実行環境「KUSANAGI」や簡単インストール、簡単移行、テーマインストールなど機能が充実しています。
サポートはメールと電話に対応しており、設定代行も受け付けているのが特徴です。
UI設計がシンプルであり、管理ツールが直感的に利用できて使いやすいと評判になっています。
マルチドメインや無料独自SSL、FTPアカウント、メールアカウント、MySWLについて無制限に設定できるため、幅広い用途に活用できるレンタルサーバーです。
WAFを搭載しているため不正アクセスからWebサイトを保護できて、セキュリティ面でも信頼できます。
ロリポップ!
サーバー名 | ロリポップ! |
初期費用 | 0円 |
月額料金 | 月額99円~ |
ストレージ容量 | 120GB~1.2TB |
WordPress | ライトプラン以上で対応可能 |
サポート体制 | スタンダードプラン以上で電話サポートに対応、メールサポート |
自動バックアップ | 月額330円の有料オプションで対応 |
ロリポップ!は月額99円のプランが用意されている格安レンタルサーバーです。
ただし、料金の安いプランではWordPressに対応しておらず、電話サポートもないなど制限があります。
すべてのプランでメールサポートに対応しており、スタンダードプラン以上で電話サポートにも対応可能です。
メール返信は24時間以内に実施しており、わからないことやトラブルをすぐに解決できます。
豊富なマニュアルを用意しており、FAQもまとめられており、その他にも便利なコンテンツが充実しているため安心です。
月額330円の有料オプションとして自動バックアップに対応しています。
格安料金でレンタルサーバーを利用したい方におすすめできるサービスです。
ConoHa WING(コノハウィング)
サーバー名 | ConoHa WING(コノハウィング) |
初期費用 | 0円 |
月額料金 | 月額1,452円~ |
ストレージ容量 | 300GB~500GB |
WordPress | WordPressかんたんセットアップ、WordPress移行代行 |
サポート体制 | メール、電話 |
自動バックアップ | 過去14日分 |
ConoHa WING(コノハウィング)はハイスペックなサーバーをリーズナブルな料金で利用できるレンタルサーバーです。
Webサーバーの処理速度に優れており、Webサイトの表示速度の高速化を実現しています。
管理画面が使いやすく設計されており、初心者も簡単に扱えるのが特徴です。
WordPressを簡単にセットアップできる機能や移行代行のサービスを提供しており、特別価格でWordPressのテーマの販売も行っています。
サポートはメールと電話で受け付けており、迅速に対応してくれるため安心です。
さくらのレンタルサーバ
サーバー名 | さくらのレンタルサーバ |
初期費用 | 0円 |
月額料金 | 月額121円~ |
ストレージ容量 | 100GB~2TB |
WordPress | スタンダードプラン以上で対応 |
サポート体制 | チャット、メール、電話 |
自動バックアップ | 対応 |
さくらのレンタルサーバは月額121円で利用できるライトプランが用意されており、料金がリーズナブルです。
月額500円で利用できるスタンダードプラン以上であればWordPressに対応しています。
すべてのプランでWAFを利用できて、セキュリティ面で安心して利用できるレンタルサーバーです。
自動バックアップ機能が用意されており、万が一に備えられます。
稼働率が99.99%以上で安定性が高く、安心してWebサイト・ブログの運営に活用できます。
mixhost
サーバー名 | mixhost |
初期費用 | 0円 |
月額料金 | 月額968円~ |
ストレージ容量 | 無制限 |
WordPress | LiteSpeed Cache、WordPress簡単テンプレート(プレミアムプラン以上)、WordPress移行サービス(ビジネスプランのみ) |
サポート体制 | メール、チャット、Zoomサポート(プレミアムプラン以上) |
自動バックアップ | 過去14日分 |
mixhostは月額968円から利用できるのが特徴であり、すべてのプランでWordPressに対応しています。
WordPressの表示速度を高速化する「LiteSpeed Cache」に対応しており、Webサイトが高速で表示されます。
サポートはメールとチャットに対応していて、プレミアムプラン以上であればZoomを用いたサポートも受けられるのが特徴です。
30日間の返金保証を用意しており、最初の30日で満足できなければ支払った料金が返金されます。
カラフルボックス
サーバー名 | カラフルボックス |
初期費用 | 0円(3ヶ月以上の契約の場合のみ)、2,200円(1ヶ月契約のみの場合) |
月額料金 | 月額528円~ |
ストレージ容量 | 150GB~1TB |
WordPress | WordPress移行代行、簡単自動インストール |
サポート体制 | 電話、メール、チャット |
自動バックアップ | 過去14日分 |
カラフルボックスは豊富なプランを展開しており、契約後に自由にプラン変更が可能です。
月額528円から利用できるプランが用意されており、すべてのプランでWordPressに対応しています。
WordPress移行代行のオプションを提供しており、他社サーバーからWordPressをスムーズに移行できるのが特徴です。
過去14日分の自動バックアップを実施しており、バックアップ先は完全に別の地域にできるため、災害などのリスクに備えられます。
ラッコサーバー
サーバー名 | ラッコサーバー |
初期費用 | 0円 |
月額料金 | 月額330円~ |
ストレージ容量 | 100GB~600GB |
WordPress | かんたんWordPress移行、WordPress自動インストール |
サポート体制 | 問い合わせフォーム |
自動バックアップ | 30日間自動バックアップ |
ラッコサーバーは作成したサイトをラッコマーケットで即時売買できるのが特徴です。
WordPressに対応しており、移行やインストールなどを簡単に行える機能が備わっています。
自動バックアップは過去30日間分に対応しており、他社よりも長期保存されるため安心です。
独自SSLを無料で提供しており、WebサイトのHTTPS化に自動的に対応してくれます。
お名前.conレンタルサーバー
サーバー名 | お名前.conレンタルサーバー |
初期費用 | 0円 |
月額料金 | 月額891円~ |
ストレージ容量 | 400GB |
WordPress | WordPressかんたんインストール、WordPress引っ越し機能、WordPressテスト環境機能 |
サポート体制 | 電話(24時間365日無料) |
自動バックアップ | 過去14日分 |
お名前.conレンタルサーバーはドメインと同時登録することでドメインを永久無料で利用できるのが特徴です。
WordPressに対応しており、インストールや引越しの機能に加えてテスト環境機能も備わっています。
電話サポートに24時間365日無料で対応しているため、トラブル時にもすぐ問題を解決できるでしょう。
転送量やマルチドメイン、メールアカウント数は無制限であり、さまざまな用途に適しています。
へテムル
サーバー名 | ヘテムル |
初期費用 | 0円 |
月額料金 | 1,100円~ |
ストレージ容量 | 500GB |
WordPress | 簡単インストール |
サポート体制 | メール、電話、設定代行 |
自動バックアップ | 過去14日分 |
ヘテムルは高スペックのサーバーをリーズナブルな料金で提供するレンタルサーバーです。
オールSSDで500GBのストレージ容量が用意されているため、容量を気にせずに多くのコンテンツをアップロードできます。
WordPressに対応しており、マルチドメインやデータベースが無制限となっているため、大量のサイト作成に最適です。
サポートはメールと電話に対応していて、設定代行も提供しています。
WordPress対応!初心者向けおすすめレンタルサーバー
初心者に向いていてWordPressに対応しているおすすめのレンタルサーバーについて、選び方から比較まで見ていきましょう。
初心者向けレンタルサーバーの選び方
初心者向けのレンタルサーバーの選び方のポイントは以下の通りです。
- サポート体制が充実しているか
- 自動バックアップ機能があるか
- WordPressの簡単インストール機能があるか
初心者はサポートを利用する機会が多いため、サポート体制が充実しているかどうかに注目しましょう。
電話サポートに対応しているサービスであれば、きめ細かなサポートを期待できます。
初心者はデータのバックアップの作業に手間取るケースがあるため、自動でデータをバックアップする機能があるサービスの利用がおすすめです。
WordPressを利用するならば、WordPressを簡単にインストール・セットアップできる機能があるかどうかも確認しましょう。
初心者向けレンタルサーバーの比較
初心者向けのレンタルサーバーの特徴をまとめた比較表を紹介します。
サーバー名 | 月額料金 | サポート体制 | 自動バックアップ | WordPress |
エックスサーバー | 月額990円~ | 電話、メール、チャット | 過去14日分 | 簡単スタート機能 |
シン・レンタルサーバー | 月額770円~ | メール、電話、設定代行 | 過去14日分 | 簡単インストール機能 |
ConoHa WING(コノハウィング) | 月額1,452円~ | メール、電話 | 過去14日分 | WordPressかんたんセットアップ機能 |
カラフルボックス | 月額528円~ | 電話、メール、チャット | 過去14日分 | 簡単自動インストール機能 |
上記のレンタルサーバーはいずれも電話サポートに対応し、過去14日分の自動バックアップ機能が搭載されています。
さらに、いずれのレンタルサーバーもWordPressのインストールやセットアップを自動で行う機能があり、初心者に最適です。
月額料金も比較的リーズナブルな設定となっており、気軽に契約できます。
法人・中小企業向けおすすめレンタルサーバー
法人・中小企業が契約するのにおすすめのレンタルサーバーを紹介します。
法人・中小企業向けレンタルサーバーの選び方
法人・中小企業がレンタルサーバーを選びたいならば、以下の点を確認しましょう。
- ビジネス向けのプランが用意されているか
- セキュリティ対策を重視しているか
- サポートが充実しているか
法人・中小企業でレンタルサーバーを導入したいならば、ビジネス向けのプランがあるかどうか確認しましょう。
ビジネス向けのプランは高スペックで高機能であり、サポート体制が充実しているケースが多いです。
情報漏洩などのリスクに備えるためにセキュリティ対策を重視するのも重要になります。
レンタルサーバー側でどのようなセキュリティ対策を用意しているのか確認しましょう。
トラブルが起きたときに迅速に対応するためにサポートが充実しているかどうかも大事です。
法人・中小企業向けレンタルサーバーの比較
法人・中小企業向けにおすすめのレンタルサーバーの比較表を以下にまとめました。
サーバー名 | ビジネスプランの名称 | ビジネスプランの月額料金 | セキュリティ対策 | サポート体制 |
エックスサーバー | ビジネス | ビジネス:月額料金3,960円~ | ・無料独自SSL ・Web改ざん検知 ・セコムセキュリティ診断 | ・電話サポート ・設定代行 |
ConoHa WING(コノハウィング) | ・Bizスタンダード ・Bizアドバンス | Bizスタンダード:月額3,630円~ Bizアドバンス:月額7,260円~ | ・無料独自SSL ・IPアクセス制限 ・WAF ・脆弱性診断 | ・電話サポート |
さくらのレンタルサーバー | ・ビジネス ・ビジネスプロ | ビジネス:月額料金1,980円~ ビジネスプロ:月額料金3,850円~ | ・無料SSL ・WAF | ・電話サポート |
mixhost | ビジネス | ビジネス:月額料金2,178円 | ・脆弱性診断 ・SSL ・WAF | ・Zoomサポート ・設定代行サービス ・優先サポート |
上記のレンタルサーバーはいずれもビジネス向けのプランを展開しています。
セキュリティ対策としては無料独自SSLやWeb改ざん検知、WAF、脆弱性診断などを用意するレンタルサーバーがあります。
電話サポートに対応するレンタルサーバーばかりであり、mixhostであればZoomサポートにも対応可能です。
上記のレンタルサーバーであれば、法人・中小企業にも安心して導入できるでしょう。
ゲーム向けおすすめレンタルサーバー(VPS)
ゲームでマルチプレイをするためのサーバーを用意したいならば、レンタルサーバー(VPS)がおすすめです。
VPSサーバーは他のユーザーの影響を受けずに利用できて、専用サーバーよりもコストが安くなっています。
ゲームのために専用のサーバーを用意したいならば、VPSを選ぶメリットは大きいです。
ゲーム用のVPSサーバーをレンタルできるサーバーはたくさんあるため、サービスの選び方やおすすめのレンタルサーバーの比較を紹介します。
ゲーム向けレンタルサーバーの選び方
ゲーム向けのレンタルサーバーを選ぶ際には以下のポイントを確認しましょう。
- 用意されているテンプレートイメージ・ツールを確認する
- スペックを満たすか確認する
- 月額料金を確認する
VPSをゲームに利用するにはサーバー環境の構築が必要であり、初心者にはハードルが高いです。
テンプレートイメージ・ツールが用意されていると、ゲーム環境の構築を自動で行えます。
また、これからプレイする予定のゲームが要求するスペックを満たすプランがあるかどうかを確認しましょう。
レンタルサーバーの利用を続けるには毎月料金を支払う必要があるため、月額料金も重要です。
どの程度の予算を用意できるかを考慮した上で、余裕を持って支払える月額料金になっているかチェックしましょう。
ゲーム向けレンタルサーバーの比較
ゲーム向けのレンタルサーバー(VPS)を以下にまとめました。
サーバー名 | 月額料金 | スペック | テンプレートイメージ・ツール |
Xserver for Game | 830円~38,000円 | メモリ:2GB~64GB CPU:3コア~24コア ストレージ容量:50GB~100GB | ・パルワールド ・Minecraft ・ARK ・Rust など |
ConoHa for GAME | 1,065円~59,290円 | メモリ:1GB~64GB CPU:2コア~24コア ストレージ容量:100GB | ・パルワールド ・Minecraft ・ARK ・Rust など |
KAGOYA CLOUD VPS | 550円~28,160円 | メモリ:1GB~32GB CPU:1コア~12コア ストレージ容量:25GB~1,600GB | ・パルワールド ・Minecraft ・ARK ・Terraria など |
シンVPS | 620円~24,000円 | メモリ:512MB~32GB CPU:1コア~12コア ストレージ容量:30GB~1,600GB | ・パルワールド ・Minecraft ・ARK ・Terraria など |
ゲーム向けの機能が充実したレンタルサーバー(VPS)の情報をまとめました。
いずれもさまざまなスペックのプランが用意されているのが特徴であり、「Xserver for Game」と「ConoHa for GAME」の場合はメモリが64GBのプランまであります。
いずれのレンタルサーバーもゲームのテンプレートイメージが用意されており、Minecraftやパルワールドなど人気ゲームの環境を簡単に構築できるため便利です。
個人向けおすすめレンタルサーバー
個人でレンタルサーバーを利用したい方のために、選び方とおすすめのサービスを紹介します。
個人向けレンタルサーバーの選び方
個人向けのレンタルサーバーを選ぶ際に意識しておきたいポイントは以下の通りです。
- コストパフォーマンス
- サポート体制
- ストレージ容量
個人でレンタルサーバーを利用する場合は予算に余裕がない場合が多いため、コストパフォーマンスを意識しましょう。
必要なスペックの用意されたプランが手頃な料金で提供されていれば、個人でも安心して契約できます。
個人で利用する場合は自分ですべての問題を解決する必要があるため、サポート体制も重視しましょう。
わからない部分があれば、電話ですぐに問い合わせをして問題を解決できることが望ましいです。
個人用途でレンタルサーバーを利用する場合は、ストレージ容量を重視することをおすすめします。
個人用とではCPUやメモリはそれほど高いスペックが必要ないため、ストレージ容量が大きいことが重要です。
用途に合わせて必要なストレージ容量が確保されているか確認しましょう。
個人向けレンタルサーバーの比較
個人向けレンタルサーバーのおすすめサービスを比較しました。
サーバー名 | 月額料金 | ストレージ容量 | サポート体制 |
ロリポップ! | 月額99円~ | 120GB~1.2TB | 電話サポート(スタンダードプラン以上) |
さくらのレンタルサーバ | 月額121円~ | 100GB~2TB | 電話サポート(コールバック予約) |
ラッコサーバー | 月額330円~ | 100GB~600GB | 問い合わせフォーム |
カラフルボックス | 月額528円~ | 150GB~1,000GB | 電話サポート |
上記のレンタルサーバーはいずれも月額料金の安いプランが用意されており、ストレージ容量は最低でも100GBあるためコストパフォーマンスに優れています。
ラッコサーバー以外のレンタルサーバーには電話サポートが用意されており、サポート体制が充実しているのも特徴です。
いずれのレンタルサーバーも高スペックの上位プランが用意されているため、格安プランでスペックが不足する場合は、よりスペックの優れたプランへ変更できます。
無料で使えるレンタルサーバー
レンタルサーバーの中には無料で利用できるサービスが存在します。
無料で使えるレンタルサーバーの選び方と比較を紹介します。
無料で使えるレンタルサーバーの選び方
無料レンタルサーバーを選ぶ際のポイントは以下の通りです。
- WordPressを利用できるか
- ストレージ容量が十分か
- 商用利用できるか
無料のレンタルサーバーの中にはWordPressが利用できないものもあるため注意しましょう。
WordPressを使えないとWebサイトやブログの開設に利用するのが難しくなります。
無料レンタルサーバーはストレージ容量が限られたものが多いため、十分な容量があるかどうかにも注目しましょう。
商用利用を目的としてレンタルサーバーを利用したいならば、商用利用に対応しているか確認することも大切です。
以上の点をチェックした上でこれから利用する無料レンタルサーバーを選びましょう。
無料で使えるレンタルサーバーの比較
無料で利用できるレンタルサーバーを比較しました。
サーバー名 | WordPress | ストレージ容量 | 商用利用 |
シンクラウド for FREE | ◯ | 10GB | ◯ |
StarServerFree | ◯(フリー PHP+MySQL) | 2GB~4GB | ◯ |
XREA | ◯ | 10GB | ◯ |
いずれもWordPressに対応しており、商用利用も可能な無料レンタルサーバーです。
ただし、StarServerFreeについては「フリー PHP+MySQL」でのみWordPressの利用が可能であり、広告が表示される点に注意しましょう。
ストレージ容量は最低限しか用意されていないため、無料レンタルサーバーの用途は限定的になります。
レンタルサーバーを利用するメリット
自分で一からサーバーを構築するのではなくレンタルサーバーを利用するメリットを以下にまとめました。
- 費用が安価
- 専門的な知識や技術がなくても利用できる
- メンテナンスの対応が不要
- 個人でも気軽に利用できる
- スペックを変更できる
レンタルサーバーを利用するメリットについて解説します。
費用が安価
レンタルサーバーは安価な費用で利用できる点が大きなメリットです。
サーバーを自前で用意するのはサーバーコンピュータ本体に加えてルーター、UPS、PCも必要になります。
サーバー構築にかかる費用は小規模なものでも10万円、大規模なサーバーであれば100万円以上の費用がかかるものです。
レンタルサーバーの場合は月々数百円から数千円程度の費用で利用できます。
レンタルサーバーを長期間利用したとしても、自前でサーバーを構築するのと比較して費用を安く抑えられるでしょう。
専門的な知識や技術がなくても利用できる
サーバーを自力で構築するには専門的な知識や技術が必要になるのですが、レンタルサーバーであれば特別な知識・技術を持たなくても利用できるのがメリットです。
サーバーを構築して運用していくためには、ハードウェアからソフトウェア、ネットワークまで幅広い知識・技術が必要になります。
セキュリティ対策も自分で行う必要があり、メンテナンスもしなければいけません。
トラブルなく安定した状態でサーバーを運営していくには、専門的な知識が必要であり、自力でサーバーを運営していくのはハードルが高いです。
レンタルサーバーであれば利用するハードルが低いため、誰でも気軽に活用できます。
メンテナンスの対応が不要
レンタルサーバーの運用や管理は運営会社が担当するため、自身でメンテナンスの対応をする必要がない点はメリットです。
サーバーは突然障害が起きて起動しなくなるケースがあり、日々のメンテナンスが重要になります。
サーバーは定期的にアップデートが必要であり、定期的にハードウェアの取り換えの作業も発生します。
自身でサーバーを構築してメンテナンスする場合は、多くの作業をこなす必要があり、とても大変です。
レンタルサーバーの場合は運営会社がすべてのメンテナンス作業に対応するため、運用していく上で手間がかかりません。
個人でも気軽に利用できる
レンタルサーバーは高スペックで大規模なものであっても、個人で気軽に導入できるのがメリットです。
たとえば、自宅に高スペックなサーバー環境を構築するとなると高額な費用と多くの手間、専門的な知識・技術が要求されます。
企業がビジネスで利用するレベルの高スペックなサーバーを個人が構築するのは現実的にかなり困難です。
レンタルサーバーの場合は、高スペックなプランが用意されており、個人でも気軽に契約できます。
ただし、高スペックなプランは月額料金が高くなる点に注意しましょう。
スペックを変更できる
レンタルサーバーには複数のプランが用意されており、気軽にスペックを変更できるのがメリットです。
レンタルサーバーのサービスは、主にメモリやCPU、ストレージ容量ごとに異なるプランを用意しています。
スケールアップ機能が用意されているサービスであれば、いつでも自由に上位プランへと変更可能です。
最初に契約したプランでスペックが不足する場合には、後から自由にプランを変更することで、用途に適したスペックのサーバーを利用できます。
ただし、レンタルサーバーの中には契約期間中のプラン変更ができないサービスも存在するため注意しましょう。
レンタルサーバーを利用するデメリット
レンタルサーバーは便利なサービスですがデメリットも存在します。
レンタルサーバーを利用するデメリットを以下にまとめました。
- 共用サーバーでは他のユーザーの影響を受ける
- 高スペック・高機能なサービスは費用が高くなる
- サービスが終了するリスクがある
- 規約により用途が制限されるケースがある
- トラブル時の対応が遅れるケースがある
レンタルサーバーを利用するデメリットを詳しく紹介します。
共用サーバーでは他のユーザーの影響を受ける
レンタルサーバーのうち共用サーバーを利用する場合は、他のユーザーの影響を受ける点に注意が必要です。
同じサーバー内にある他のユーザーが運営するサイトに多くのアクセスが集中すれば、サーバーに大きな負荷がかかります。
サーバーへの負荷が大きくなるとサーバがダウンしてしまい、自身のサイトへアクセスできなくなるケースがあるため注意しましょう。
また、同じサーバーを利用する他のユーザーが悪質な行為を行い、サーバー全体がブラックリストに登録されるケースもあります。
共用サーバーは安定した運用を妨げるリスクが常に存在する点を念頭に置いて利用しなければいけません。
高スペック・高機能なサービスは費用が高くなる
高スペック・高機能なレンタルサーバーを利用したい場合は費用が高くなります。
1つのレンタルサーバーのサービスで複数のプランが展開されているケースが多いです。
メモリやCPUなどのスペックが高くなるほど月額料金が高くなります。
また、WordPressの高速化など高機能なサービスが備わっているレンタルサーバーも料金が高くなりやすいです。
月額料金が1万円を超えるようなレンタルサーバーも存在するため、スペックや機能の高さを重視する場合は費用の負担が大きくなる点に注意しましょう。
サービスが終了するリスクがある
レンタルサーバーを利用していてサービスが終了するリスクが常に存在する点はデメリットです。
レンタルサーバーのサービスの運営歴が長い会社の中には20年以上サービスを続けているケースがあります。
しかし、どれだけ長く運営していたとしても、さまざまな理由からサービスが終了する可能性は常に存在するため注意しましょう。
WordPressで公開しているサイトについては、レンタルサーバーのサービスが終了したとしても、他社のサーバーへの移行が可能です。
ただし、他社へすべてのデータを移行するにはさまざまな作業が発生して手間がかかります。
利用規約により用途が制限されるケースがある
レンタルサーバーには利用規約があり、一部の用途が制限されるケースがあります。
多くのレンタルサーバーで禁止されているのが、アダルトコンテンツ提供です。
アダルトコンテンツには違法なものが含まれる可能性があり、サーバー・回線への負荷も高くなるため、禁止しているケースがよくあります。
また、サーバーに高負荷をかける可能性のあるコンテンツが禁止されるケースも多いです。
たとえば、不特定多数の対して保管されたデータの配布を行うためのアップローダーの提供などは利用規約に抵触する可能性があります。
これからレンタルサーバーでやりたいことが規約に違反しないか不安な場合は、あらかじめ問い合わせておきましょう。
トラブル時の対応が遅れるケースがある
レンタルサーバーはトラブル時の対応が遅れるケースがある点に注意しましょう。
レンタルサーバーのメンテナンスを行うのは運営会社側であり、サーバーがダウンした場合は復旧処理を待つしかありません。
ビジネスでレンタルサーバーを利用している場合は、サーバーダウンなどのトラブルが起きても自分たちで何も対処できない点は大きなリスクになります。
特に料金が安いレンタルサーバーの場合は、トラブル時の対応が遅れる可能性があるため注意しましょう
レンタルサーバーをビジネスで活用したい場合は特に稼働率やサポート体制などが重要になります。
レンタルサーバーを契約する前に注意点・知っておくべき事
これからレンタルサーバーの契約をして利用した後でトラブルが発生するケースがあります。
トラブルを避けるために注意しておきたい点や知っておくべき事を以下にまとめました。
- 費用が安いレンタルサーバーは制限が多い
- 独自ドメインの数に注意する
- 転送量に制限を設けているサービスがある
- 期間の途中で解約すると残った期間分の料金は返金されない
- サポートは技術的な質問に対応してくれないケースがある
レンタルサーバーを契約する上で注意したい点、知っておきたい点について詳しく解説します。
費用が安いレンタルサーバーは制限が多い
レンタルサーバーの中でも格安サーバーと呼ばれているサービスは費用が安いですが、制限が多い点に注意しましょう。
格安サーバーは月額料金が500円程度のプランから用意されており、費用を大幅に抑えることができます。
しかし、CPUやメモリ、ストレージ容量は最低限のものであり、取得できる独自ドメインやデータベースの数が限られているケースが多いです。
格安プランの場合はWordPressに対応していないケースもあります。
基本的に格安サーバーはさまざまなコストを削減することで成立しているため、電話サポートに対応していないケースが少なくありません。
以上のようにさまざまな点で制限があることを踏まえた上で格安サーバーの契約を検討しましょう。
独自ドメインの数に注意する
レンタルサーバーのプランの中には独自ドメインの数が無制限ではなく50や100など上限が設けられているケースがあります。
独自ドメインとは自分で文字列を指定した世界で1つだけのドメインのことです。
独自ドメインを取得してサイト・ブログの運営をすれば、ブランディングや収益化においてメリットがあります。
独自ドメインが無制限であれば、1つの契約で数多くの独自ドメインを取得して多くのサイト・ブログの運営が可能です。
独自ドメインの数に制限がかかっていると、複数サイト・ブログの運営をする際に支障が出るため事前に確認しましょう。
転送量に制限を設けているサービスがある
レンタルサーバーの中には転送量に制限を設けているサービスが存在します。
レンタルサーバーにおける転送量とは、サーバーから送られるデータの量のことです。
Webサイトにアクセスしたユーザーはサーバーにリクエストを送ってデータを受け取ります。
サーバーからユーザーに送られるデータの総量が転送量であり、サイトのアクセス数が増えれば転送量も大きくなるのが特徴です。
料金が安いサービス・プランの場合は転送量に上限が設けられている場合があります。
転送量が上限を超えた場合には、データ通信に制限がかかり、Webサイトの表示速度が遅くなるため注意しましょう。
多数のユーザーがアクセスするWebサイトを運営したいならば、転送量が無制限のサービスをおすすめします。
期間の途中で解約すると残った期間分の料金は返金されない
レンタルサーバーは1年や3年など長期の利用を前提として契約するのが一般的です。
契約期間の途中で解約したとしても、違約金や解約金が発生しないサービスはたくさんあります。
しかし、期間の途中で解約した場合は、残った期間分の料金については返金されないケースが多いです。
たとえば、3年契約でレンタルサーバーを利用して、最初の1年で解約した場合は、残りの2年分の料金は返金されないため無駄になります。
長期の契約をした方が月額換算した料金は安くなるのですが、途中で解約すると無駄な支払いが生じるため、契約期間の選び方には十分に注意しましょう。
サポートは技術的な質問に対応してくれないケースがある
レンタルサーバーのサポートに問い合わせをしても技術的な質問に対応してくれないケースがあります。
サポートが対応するのは、あくまでも提供しているサービスの利用に関することに限定されるからです。
自身で導入した各種アプリケーションについて、プログラミング言語やデータベースなどに関連した疑問があったとしても、レンタルサーバー側では対応してくれません。
また、自身でレンタルサーバーに導入したアプリケーションなどで生じた問題についてもサポートの範囲外になる可能性があります。
レンタルサーバーを利用する際には、サポートの対象範囲について確認しておきましょう。
レンタルサーバーに関するよくある質問
レンタルサーバーについてはさまざまな疑問を抱く方が多いでしょう。
以下ではレンタルサーバーに関してよくある質問をまとめました。
- レンタルサーバーのサービスを利用開始できるまでにどのくらいの時間がかかるのか?
- Webサーバーとメールサーバーの違いとは?
- レンタルサーバーの支払い方法は?
- レンタルサーバーを解約するには?
- レンタルサーバーのプランは途中で変更できるのか?
レンタルサーバーに関してよくある質問へ回答していきます。
レンタルサーバーのサービスを利用開始できるまでにどのくらいの時間がかかるのか?
レンタルサーバーの利用申込をしてから実際にサービスを利用開始できるまでにかかる時間は最短で即日です。
初期費用の支払いが確認されれば、すぐにレンタルサーバーを利用できるようになります。
ただし、料金の支払方法によっては、営業時間内でないと確認が取れないケースがあるため注意しましょう。
クレジットカード払いを選んだ場合は、すぐに支払い処理が行われるため、即日利用したい方におすすめの支払い方法です。
Webサーバーとメールサーバーの違いとは?
レンタルサーバーの提供するサーバーは機能によって分類できます。
WebサーバーとはWebサイトの公開を目的としたサーバーであり、メールサーバーはメールの送受信に利用できるサーバーです。
基本的にレンタルサーバーではWebサーバーとメールサーバーの両方の機能を提供しています。
Webサーバーとして利用する場合には、データベースサーバーやFTPサーバーの設定が必要です。
メールサーバーの機能を利用する場合は、SMTPサーバーやPOPサーバー、IMAPサーバーといった環境が必要になります。
Webサーバーやメールサーバーの設定は管理画面から行うことができて、ほとんどの設定はシステムが自動的に行ってくれるため、専門的な知識は不要です。
レンタルサーバーの支払い方法は?
レンタルサーバーは複数の支払い方法に対応していて、都合に合わせて選べるようになっています。
レンタルサーバーの支払い方法として一般的なものを以下にまとめました。
- クレジットカード
- 口座振替
- ペイジー
- コンビニ決済
- 請求書払い
- チャージ式
クレジットカードは決済処理がすぐ実行されるため、即日利用したい方におすすめです。
事業で利用する場合は請求書払いや口座振替の方が都合が良いケースがあります。
一部のレンタルサーバーではチャージ式を採用しており、事前にチャージした金額から料金が引き落とされます。
レンタルサーバーを解約するには?
レンタルサーバーの解約は管理画面に用意されているメニューから解約申請を行うことで手続きを進められます。
基本的に解約申請をしても、契約期間の終了日まで利用を継続できるケースが多いです。
自動更新の機能が用意されているサービスの場合は、自動更新を停止することで契約期間の終了と同時に自動的に解約されます。
契約期間の終了日の数日後にはすべてのサービスの提供が終了して、データがすべて削除されるため注意しましょう。
重要なデータについては自身でバックアップを取る必要があります。
レンタルサーバーのプランは途中で変更できるのか?
多くのレンタルサーバーは契約期間の途中であってもプラン変更を受け付けています。
ただし、一部のプランへの変更は契約期間の途中では行えないケースがあるため注意しましょう。
また、レンタルサーバーの中にはオートスケールのサービスを提供しているものがあります。
オートスケールのサービスを利用すると、サーバーへのアクセス集中などでスペックが不足した場合に自動的にプランアップされます。
まとめ
本記事ではレンタルサーバーのおすすめ10社を紹介し、さらに用途別におすすめできるレンタルサーバーも取り上げました。
本記事を参考にすることで、初心者から個人、中小企業までそれぞれの目的に適したレンタルサーバーを選べるでしょう。
レンタルサーバーを選ぶ際には費用やサーバー性能、表示速度、セキュリティ対策などさまざまな要素を調べた上で比較することが大切です。
それぞれの目的に合わせて最適なレンタルサーバーを選んで、便利に活用しましょう。